エアコン室内機の配管接続部分はこうする!
エアコン(クーラー)を取り付ける時の室内機側の配管接続について。ガス漏れが無いように気を付けましょう。
配管はゆっくりを曲げましょう
まずどのように曲げていくかを良くイメージをしましょう。
メジャー(スケール)を穴から当てがい、室内機のフレア接続部まで寸法を取ります。少し余裕をもって長めにしておくのがいいでしょう。
曲げていく時は配管が潰れないように気をつけます。
3分は気をつけてください。潰れる時は感触もあるので分かると思います。
怪しいなと思ったら保温材を裂いて、見てみましょう。
そうならない為に落ち着いて作業をしましょう。2本の配管がくっついている場合は引き裂いてから曲げると楽に出来ますよ。
お助け道具ベンダーという道具もあるので、自信がない人は使ってもいいかもしれませんよ。(使い方は配管の中に挿入して曲げるだけ、後は抜くだけです。)
もし少しつぶれてしまった場合はモンキーを使って凹みを和らげるか、ゆっくりとペンチで握るかですね。
あんまり銅管自体に傷を付けないようにしましょう。
室内機と配管の接続方法
フレア加工のページを参考に配管の長さを合わせて切ります。
保温材はフレアナットが1個入るくらいで切りましょう。
フレア接続部に組み付けオイルをスプレーします。(漏れ防止にもなります。)
まずフレア加工部を室内機接続部に当てがい、その状態で手でフレアナットを締め込みましょう。
気を付けるのは、まっすぐ接続してください、歪んで接続するとガス漏れの原因になります。
手で閉めたら、2分用トルクレンチと3分用トルクレンチを使い、フレアナットを締め付けます。
室内機接続部をモンキーで掴み、フレアナットを2分用トルクレンチで掴み、モンキー側を固定しながらトルクレンチで締め込みます。
同じく3分の配管の方も締めましょう。
次にドレンホースの接続をしましょう
ドレンホースの接続は、ドレンホース自体の両端が違うサイズになっており、機種に応じて接続できるようになっています。
室内機付属のドレンホースに延長ドレンホースを差込み、上からビニールテープでしっかりと巻きます。引っ張っても抜けなければ大丈夫です。
ドレンホースを穴の中に通す時、気を付けなければいけないのが、1番下にドレンホースがあるようにする事です。
ドレンホースの位置がねじれて上にあったりすると、逆勾配となり排水できません。
水は自然に下り勾配だけで排水されますので十分に気を付けてくださいね。
ドレンホースが外に出るまでに長く露出している場合はその間で結露します。断熱ドレンホースもあるので使ってみましょう。
そして長く日に当たるとどうしてもボロボロになってしまいます。良く使われているのが2倍長持ちする耐候性ドレンホースです。
屋内への虫の侵入や外気の侵入を抑制する効果があるおとめちゃんという物もあるので、虫が気になる時は使ってみるのもいいですよ。